一般向け健康情報

頚椎症性脊髄症とは

手指の細かな動作や歩き方に変化があるとき、医療機関での評価を優先したい目安を整理します。

首の後ろに手を添え、もう片方の手を開く犬のマスコット

言葉の意味

首の脊髄が圧迫され、手足に変化が出る状態です

頚椎症性脊髄症は、加齢に伴う頚椎の変化などにより、首の中を通る脊髄が圧迫され、手や足の動き、感覚などに変化が出る病気です。[1][2]

X線やMRIで頚椎の変化が見つかっても、症状がない場合があります。画像だけでも、症状だけでも病名は決まりません。神経の診察所見と画像などを医師が組み合わせて判断します。

起こることがある変化

手指の不器用さと歩きにくさ

  • ボタンの付け外し、箸、書字などがしにくい
  • 手足がしびれる、感覚が鈍い
  • 脚がもつれる、つまずきやすい
  • 階段で手すりが必要になる
  • 手足に力が入りにくい

似た変化は、脳、末梢神経、ほかの脊椎疾患などでも起こります。自己判断で首を強く動かすテストはしないでください。[3]

受診の目安

進む手足の変化は早めに医療機関へ

緊急性が考えられる変化

救急医療機関へ相談する目安

  • 手足が急に動かしにくくなった、または急速に悪くなった
  • 立てない、歩けない
  • 転倒や事故のあとに手足のしびれや力の入りにくさが出た
  • 尿や便が急に出にくい、または漏れる

早めの評価が必要な変化

整形外科へ相談する目安

  • 手先の細かな作業が以前よりしにくい
  • つまずきや階段での不安が増えている
  • 手足のしびれや筋力低下が続く

医療機関での確認

神経の診察と画像を組み合わせます

医療機関では、手指の動き、筋力、感覚、反射、歩き方などを確認します。X線で頚椎の形を確認し、必要に応じてMRIやCTなどが検討されます。[1][2]

薬物療法、経過観察、手術などの方針は、症状の進み方、日常生活への支障、診察と画像の所見をもとに医療機関で検討されます。首を強くひねる、反らす、押すといった自己流の操作は避けてください。

作成情報

参考資料

作成:川口夜間整体院
初稿作成日:2026年7月17日
資料確認日:2026年7月17日

  1. 日本整形外科学会「頚椎症性脊髄症」
  2. Mindsガイドラインライブラリ「頚椎症性脊髄症診療ガイドライン2020(改訂第3版)」
  3. 日本脊椎脊髄病学会「脊椎脊髄疾患について・主な症状」

手足の動きや感覚の変化は、このページだけでは原因を判別できません。急な変化や進行がある場合は医療機関へご相談ください。