概要
親指側の手首で腱の通りが狭くなる状態です
親指を動かす腱の一部は、手首の親指側にある腱鞘というトンネルを通ります。ドケルバン病は、この腱と腱鞘の間に炎症や腫れが起こり、腱が滑らかに動きにくくなる状態です。[1]
親指の付け根の関節、手首の骨や靱帯、神経などが関係する痛みでも似た場所に症状が出ます。家庭で手首を曲げる試験を行っても判定できません。
起こる変化
親指側の手首に痛みや腫れがみられます
- 親指側の手首が痛む、腫れる
- 親指を広げる、動かすと痛む
- 物を強く握る、ひねる動作で痛む
- 子どもを抱き上げる、荷物を持つ動作がつらい
これらはドケルバン病に限った変化ではありません。無理に手首を曲げて痛みを再現しないでください。
受診の目安
外傷や赤みを伴うときは別の原因も確認します
急いで確認したい変化
当日中の相談を考える目安
- 転倒や衝突のあとに強く痛み、変形や強い腫れがある
- 手首が赤く熱を持ち、発熱を伴う
- 親指や手に急に力が入らない、感覚が鈍い
日常動作への影響を確認したい変化
整形外科へ相談する目安
- 親指側の痛みや腫れが続く
- 握る、ひねる、持ち上げる動作に支障がある
- しびれや指の動かしにくさを伴う
日常の注意
痛みを強める反復動作をいったん減らします
- 強く握る・ひねる回数を減らす瓶のふたを開ける、重い袋を指先で持つなどの動作を見直します。
- 親指だけで重さを支えない荷物や子どもを持つときは、手のひらや前腕も使える持ち方を選びます。
- 痛みを再現する試験を繰り返さない親指を握り込んで手首を強く曲げるなどの自己判定は避けます。
医療機関では、痛む場所や腫れ、親指と手首の動きなどを確認します。必要に応じてX線や超音波検査などで、ほかの状態との違いを確認します。[2]
作成情報
参考資料
作成:川口夜間整体院
初稿作成日:2026年7月17日
資料確認日:2026年7月17日
痛みが続く場合や、力の入りにくさ・しびれがある場合は、自己判定せず医療機関へご相談ください。