一般向け健康情報

深部静脈血栓症とは

突然の息苦しさや胸の痛みがある場合は、脚の症状の有無にかかわらず迷わず119番へ通報してください。

片方のふくらはぎに注意を向ける犬のマスコット

言葉の意味

脚などの深い静脈に血栓ができる状態です

深部静脈血栓症は、脚などの深いところにある静脈に血のかたまりができる状態です。血栓が血流に乗って肺の血管をふさぐと、肺血栓塞栓症となり、命に関わることがあります。[1][2]

手術後、長時間の安静、がん、妊娠・産後などが関連する場合がありますが、当てはまるものがなくても起こり得ます。症状が目立たないこともあり、見た目だけでは判断できません。

起こることがある変化

片脚の腫れやふくらはぎの痛み

  • 片脚が急に腫れる
  • ふくらはぎや太ももが痛む、張る
  • 片脚が赤くなる、熱を持つ
  • 左右の脚の太さが違って見える

筋肉痛やけが、感染症などでも似た症状が起こります。脚を押す、足首を動かすといった自己検査で血栓の有無は判断できません。[3]

緊急時と受診の目安

突然の息苦しさや胸の痛みは119番

直ちに救急要請

脚症状の有無にかかわらず、次の症状がある場合

  • 突然の息苦しさ
  • 突然の胸の痛み
  • 失神、意識がぼんやりする
  • 冷や汗、顔色が悪い

迷わず119番へ通報してください。自分で運転して移動しないでください。

当日中の評価

息苦しさがなくても急いで医療機関へ相談

  • 片脚が急に腫れた
  • 片脚の腫れに痛み・赤み・熱感を伴う
  • 手術後や長時間動けなかったあとに脚が腫れた

受診まで脚をもむ、強く押す、運動することは避けてください。

医療機関での確認

超音波検査などで血栓を確認します

医療機関では、脚の状態、発症までの経過、手術や服薬、持病などを確認します。血液検査や脚の超音波検査が行われ、肺血栓塞栓症が疑われる場合はCTなどが検討されます。状態に応じて、血液を固まりにくくする薬などの治療が行われます。[2][3]

検査で血栓の有無を確認する前に、脚をもむ、強く伸ばす、運動で様子を見ることは避けてください。処方された薬を自己判断で中止したり、量を変えたりしないでください。

作成情報

参考資料

作成:川口夜間整体院
初稿作成日:2026年7月17日
資料確認日:2026年7月17日

  1. 日本整形外科学会「術後の深部静脈血栓症・肺塞栓症」
  2. 国立循環器病研究センター「肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症」
  3. 日本循環器学会ほか「肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症および肺高血圧症に関するガイドライン(2025年改訂版)」
  4. 総務省消防庁「救急車利用ガイド」

突然の息苦しさや突然の胸の痛みがある場合は、脚の症状の有無にかかわらず、迷わず119番へ通報してください。