一般向け健康情報

ガングリオンとは

手首や手にできることが多いしこりと、受診を考えたい変化、自分で潰さないための注意を整理します。

手首の甲側にある小さなしこりを、触らずに確認している犬のマスコット

概要

関節や腱鞘の近くにできる、液体を含む袋状のしこりです

ガングリオンは、関節包や腱鞘の近くに生じ、内部にゼリー状の物質を含むしこりです。手首の甲側、手首の親指側、指の付け根などにみられ、大きさが変わることがあります。[1]

手や手首のしこりには、ガングリオン以外の嚢胞や腫瘍、関節の変化などもあります。見た目が似ていても同じとは限りません。

起こる変化

痛みがない場合と、神経症状を伴う場合があります

  • 手首や手に、丸く滑らかなしこりがある
  • 大きくなったり、小さくなったりする
  • 手を使うと痛む、動かしにくい
  • 神経の近くでは、しびれや力の入りにくさが生じる
  • 外から見えない小さなしこりが痛みの一因になることがある

無症状のガングリオンもありますが、初めて気づいたしこりを自分だけでガングリオンと決めないでください。

受診の目安

赤み・熱・急な大きさの変化は医療機関へ

急いで確認したい変化

当日中の相談を考える目安

  • しこりが強く痛み、赤い、熱を持っている
  • けがのあとに急に腫れ、手を動かしにくい
  • 手が冷たい、色が変わった、急に力が入らない

しこりの種類を確認したい変化

早めに医療機関へ相談する目安

  • しこりが大きくなっている
  • 硬く、動かないように感じる
  • 痛み、しびれ、力の入りにくさを伴う
  • 何のしこりか分からず不安がある

日常の注意

自分で潰したり、針を刺したりしないでください

ガングリオンを自分で押し潰す、重い物でたたく、針を刺して中身を出す行為は避けてください。感染、皮膚の損傷、周囲の神経や血管への傷害につながるおそれがあります。[2]

医療機関では、しこりの場所、硬さ、大きさの変化、痛みやしびれを確認します。必要に応じて超音波検査やMRI、X線などで、別のしこりや骨・関節の状態を確認します。[3]

作成情報

参考資料

作成:川口夜間整体院
初稿作成日:2026年7月17日
資料確認日:2026年7月17日

  1. 日本整形外科学会「ガングリオン」
  2. NHS「Ganglion cyst」(英語)
  3. American Academy of Orthopaedic Surgeons「Ganglion Cyst of the Wrist and Hand」(英語)

しこりは自分で潰さず、赤み・熱・強い痛み、しびれ、急な大きさの変化がある場合は医療機関へご相談ください。