言葉の意味
張りや重さを表す言葉です
このページでは、首すじや首の付け根から肩、背中にかけて感じる張り、凝り、重さ、痛みなどを「肩こり」として説明します。頭痛や吐き気を伴うこともあります。[1]
長時間同じ姿勢を続けることや前かがみの作業、運動不足、精神的なストレスなどが関係することがあります。一方で、頚椎、肩関節、眼、耳鼻咽喉などの状態に伴って現れる場合もあり、肩こりという言葉だけで原因を一つに決めることはできません。[1]
現れ方
肩こりだけとは限りません
- 首すじ、首の付け根、肩、背中の張りや重さ
- 同じ姿勢を続けた後のつらさ
- 首や肩を動かしたときの違和感
- 頭痛や吐き気を伴うこと
- 肩関節そのものの痛みや動かしにくさ
- 腕や手のしびれ、力の入りにくさを伴うこと
これらがあっても、肩こりかどうか、どこに原因があるかを症状だけで判断することはできません。持続するしびれは放置せず、整形外科へ相談してください。[2]
受診の目安
肩こりとして様子を見ない方がよい変化
肩や腕の痛みが心臓や脳の病気に伴って現れることもあります。次の目安だけで自己判断せず、急な変化があるときは医療機関への相談を優先してください。[3][4]
急な全身の変化
迷わず119番へ通報する目安
- 肩や腕の痛みに、胸の締め付け・圧迫感、息苦しさ、冷や汗、吐き気を伴う
- 突然、片方の腕に力が入らなくなった
- 顔の片側が動きにくい、口元がゆがむ、ろれつが回らない
- 突然の激しい胸や背中の痛みがある
これらの症状があるときは、迷わず119番へ通報し、自分で運転して移動しないでください。[3]
続く・広がる変化
早めに医療機関へ相談する目安
- 腕や手のしびれが続く、範囲が広がる
- 物を落とすなど、腕や手に力が入りにくい
- 肩関節が動かしにくい、腕を上げにくい
- 夜間も強く痛み、眠れない
- 転倒や衝突の後から痛む
- 肩が赤い、熱を持つ、腫れる、発熱を伴う(当日中に医療機関へ)
- 痛みが強くなる、長引く、日常生活や仕事に影響している
日常生活
同じ姿勢を続けない工夫
- 姿勢をときどき変える同じ姿勢を長く続けず、ときどき立つ、別の作業を挟むなどして体勢を変えます。
- 机と機器の位置を調整する椅子、机、キーボード、マウス、画面の位置を、無理のない姿勢になるよう調整します。[5]
- 画面作業を区切る厚生労働省の職場向けガイドラインでは、拘束性のある情報機器作業について、1時間以内を1サイクルとし、次の作業までに10〜15分の作業休止を設ける目安が示されています。[5]
- 痛みを我慢して動かさない鋭い痛みやしびれが増える動作は無理に繰り返さず、症状が続く場合は医療機関へ相談します。
入浴や蒸しタオルは、心地よく感じる範囲で行い、痛みが増す場合は中止してください。[1]
作業時間の数値は、職場の労働衛生管理上の目安です。肩こりへの個別の対応方法や、すべての人への一律の指示ではありません。
作成情報
参考資料
作成:川口夜間整体院
初稿作成日:2026年7月16日
資料確認日:2026年7月16日
- 日本整形外科学会「肩こり」
- 日本整形外科学会「しびれ(上肢のしびれ)」
- 厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」
- 国立循環器病研究センター「急性心筋梗塞」
- 厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」(PDF)
症状が強い、急に変化した、長引いている場合は、医療機関へご相談ください。本ページに記載した目安だけで病気や緊急性を判別することはできません。