概要
指を曲げる腱が腱鞘を通りにくくなる状態です
指を曲げる屈筋腱は、靱帯性腱鞘というベルト状の組織に支えられて動きます。指の付け根付近で腱や腱鞘に腫れや厚みが生じると、腱の通過が滑らかでなくなり、引っ掛かりや「ばね現象」が起こることがあります。[1]
外傷、関節の病気、腱の損傷などでも指が動かしにくくなることがあります。指の引っ掛かりがあるだけで、ばね指とは判定できません。
起こる変化
付け根の痛みから、引っ掛かりへ進むことがあります
- 指の付け根が痛む、腫れる、熱っぽく感じる
- 朝に指がこわばる
- 曲げ伸ばしの途中でカクッと引っ掛かる
- 曲がった指を伸ばしにくい
- 指が曲げにくい、または動かない
糖尿病、関節リウマチ、透析中の方では複数の指に起こることがありますが、該当する病気があっても生じるとは限りません。
受診の目安
動かない指を無理に伸ばさないでください
急いで確認したい変化
当日中の相談を考える目安
- けがのあとに指が変形し、動かせない
- 指が赤く強く腫れ、熱を持つ、または発熱がある
- 指先が白い、青紫色、冷たい、または感覚が鈍い
動きの状態を確認したい変化
整形外科へ相談する目安
- 引っ掛かりや痛みが繰り返す
- 指が曲がったまま、または伸びたまま動かしにくい
- 複数の指に症状がある
医療機関での確認
指の動きと付け根の状態を確認します
医療機関では、症状が始まった時期、朝のこわばり、引っ掛かりの頻度、けがや持病などを聞き取り、指の曲げ伸ばし、付け根の腫れや圧痛を確認します。ほかの状態が考えられる場合は、画像検査などが検討されます。[2]
引っ掛かった指を反対の手で勢いよく伸ばしたり、痛みを我慢して何度も曲げ伸ばしたりしないでください。強く握る作業を減らし、日常動作に支障があれば受診を考えてください。
作成情報
参考資料
作成:川口夜間整体院
初稿作成日:2026年7月17日
資料確認日:2026年7月17日
指が動かない、赤く強く腫れている、外傷後に変形している場合は、無理に動かさず医療機関へご相談ください。