一般向け健康情報

脊椎椎体骨折・圧迫骨折とは

転倒後や明らかなきっかけのない背中・腰の痛みで、医療機関を優先したい目安を整理します。

背中の中央に手を添え、慎重に立つ犬のマスコット

言葉の意味

背骨の椎体がつぶれるように折れる状態です

脊椎椎体骨折は、背骨を構成する椎体が折れた状態です。椎体が押しつぶされるように変形するものは圧迫骨折と呼ばれます。転倒や事故で起こるほか、骨粗鬆症があると小さな力や明確でないきっかけでも起こることがあります。[1][2]

単なる筋肉痛と見分けにくい場合や、強い痛みが出ない場合もあります。自分で背中を押す、ひねるといった方法では確認できません。

起こることがある変化

背中・腰の痛みと姿勢の変化

  • 転倒や物を持ったあとから背中や腰が痛む
  • 起き上がる、立つ、歩く動作で痛む
  • 背中が丸くなる、身長が低くなる
  • 脚のしびれや力の入りにくさを伴う

痛みが軽い場合でも骨折が隠れていることがあります。とくに骨粗鬆症がある、以前にも骨折したことがある場合は医療機関へ相談してください。[3]

受診の目安

転倒後や急な背部痛は医療機関で確認

直ちに救急要請

迷わず119番へ通報する目安

  • 脚が急に動かしにくい、感覚が鈍い
  • 尿や便が急に出にくい、または漏れる
  • 大きな事故や高い所からの転落後に背中が痛む
  • 意識がぼんやりする、反応が普段と異なる
  • 突然の息苦しさがある

これらがある場合は、迷わず119番へ通報し、自分で運転して移動しないでください。[4]

整形外科で確認したい変化

早めに相談する目安

  • 転倒後から背中や腰が痛む
  • 動くことが難しいほど痛む
  • 骨粗鬆症があり、新しい背中や腰の痛みが出た
  • 痛みとともに身長や姿勢の変化に気づいた

医療機関での確認

画像と神経の状態、骨の強さを確認します

医療機関では、痛みが出た経過、押したときの痛み、脚の力や感覚などを確認します。X線に加えて、骨折の形や神経への影響を確認するためにCTやMRIが検討されることがあります。骨粗鬆症が疑われる場合は骨密度検査なども行われます。[1]

装具、薬、安静の範囲、手術の要否は骨折の状態で異なります。医療機関で骨折が除外されるまでは、強くもむ、押す、背中を大きく曲げ伸ばしする操作を避けてください。

作成情報

参考資料

作成:川口夜間整体院
初稿作成日:2026年7月17日
資料確認日:2026年7月17日

  1. 日本整形外科学会「脊椎椎体骨折」
  2. 日本整形外科学会「骨折」
  3. 日本整形外科学会「骨粗鬆症(骨粗しょう症)」
  4. 厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」

背中や腰の痛みだけで骨折の有無は判別できません。転倒後や新しい強い痛みがある場合は医療機関へご相談ください。